2023年10月に不合格になった英検準1級に再受験するべく、英検準1級対策について考えました。前回の受験では、合格スコアとして1792点必要なところ、11点不足の1781点でした。
合格の望みを捨てきれず、合否確認で「不合格」の文字を見たときはやはりがっかりしました。ただ、合格していたら、まただらだらと英語学習についてはのんびり構えていたでしょうから、今後の英語力をあげていくということを考えれば「ぎりぎり合格」よりは「ぎりぎり不合格」の結果で良かったかもしれません。2024年1月の英検準1級S-CBTの受験に向けて英語学習を続けて今度は余裕のスコアで合格して英検1級への足掛かりにしたいものです。
英語力向上のための王道はやっぱり「音読」
私自身が、10年以上も前に独学で英語力を真剣に上げたいと考えて英語学習方法を色々模索し、出会った学習方法が「音読」でした。当時は「音読」、「シャドウイング」、「リピーティング」など効果のあるとされている方法は一通り自分でやってみようと取り組んでみていました。
「音読」は様々試した学習方法の中でも初心者から取り組め、実際に英語を習得した著名な方が取り組んでいた方法ということ非常に興味をもって取り組んだことを覚えています。「同時通訳の神様」と呼ばれた日本の英語教育界に多大な影響を与えた國弘正雄氏が著書で紹介した「只管朗読」(しかんろうどく)という英語学習法で、その方法が紹介されている本で「音読」が英語学習に効果的だということを知りました。
第1段 只管朗読の必要に目覚め、テキストを決める
「英語の話しかた」國弘正雄
第2段 テープを聞くと同時にテキストの一通りの意味を理解する
第3段 単語レベルでの発音が一通りできるようになる
第4段 途中でつっかえずに、曲がりなりにも最後まで発音できる
第5段 構文的な切れ目と音読との関連が理解できる
第6段 日本語訳に頼らずに意味が文の先頭から自然にとれる
第7段 イメージが生き生きと実感できる
第8段 朗読していて、自然と楽しさが感じられる
第9段 テキストの例文の応用可能性にどんどん気づく
第10段 自分の英語力が広がっていく可能性を実感できる
國弘正雄氏は500回~1000回も行ったととか・・。すごい!
音読素材に選んだのは「英検準1級ライティング問題」(旺文社)
英検分野別ターゲット英検準1級ライティング問題 [ 旺文社 ]価格:1,980円 (2023/9/17 20:25時点) 感想(10件) |
今回は「英検準1級合格」が目標になるため、合格につながる素材を選びました。4技能の中では「ライティング」のスキルの底上げが最重要課題と考え、またアウトプットできる語彙、表現を増やすために英検準1級ライティング問題の解答例の英文を音読することにします。
不合格時のライティングでは、言い回しが単調であったり、使用語彙が限られていることが減点につながっていたと考えられる採点結果でした。実感としても違う言い回しや語彙がなかなか出てこないと感じていました。そこで、まずは「アウトプットするためのインプット」ということで解答例を音読することにしました。
やり方・学習スケジュール
「英検準1級ライティング問題」(旺文社)には、練習問題として10題ライティング問題の解答例が「Agree」、「Disagree」と一つずつありますので、この150語程度の英文計20個を音読していくことにします。さらに模擬テストとして3題ありますので、これは実戦形式で利用していくことにします。
「音読」何回ずつやれば良いの?
実際に音読してみると、1つの英文につき20回は続けて音読するのが良いと感じています。毎日英語学習にかけられる時間に応じて音読する時間を調整しています。今のところ、20回を2つの英文につき1サイクルずつの計40回(50分)で音読しています。
まとめ
今回の記事では、英検準1級対策をするにあたり「音読」を中心とした対策、方法とその効果について紹介しました。アウトプットするためにはアウトプットするためのインプットが重要と感じています。ただ理解するためだけに英語学習をしているだけではなかなかアウトプット出来るようにならないため、インプットとアウトプットはセットで考え取り組んでいく必要がありますね。私もまだまだライティング、スピーキングなどのアウトプットスキルが必要なため、音読の恩恵を楽しみにしながらトレーニングを続けていきたいと思っています。