今回の記事では、海外テレビドラマや映画を利用した「多聴・多読」について紹介します。
「多聴・多読」とは、「読んだり聞いたりして理解できる素材を大量に聴いたり読んだりすることで言語習得の方法の一つです。
海外テレビドラマや映画を利用した「多聴・多読」のやり方、どのくらいの英語力で取り組めるのかなどを紹介します。
目次
海外映画、テレビドラマで多聴・多読のすすめ
英語学習をする方法はいくつもありますが、その中でも「多聴・多読」は英語の基礎力をしっかりつけることが出来る方法だと感じています。
私が多読を知ったきっかけは「英語多読研究会SSS」というサイトがきっかけでした。絵本やGR(英語学習者向けの限られた語数で書かれた本)など、読みやすいものを大量に読んでいく方法です。
基本の「多読・多聴」もおすすめですが、今回は映画や海外テレビドラマを使った方法の紹介です。「映画」や「海外テレビドラマ」を使った「多読・多聴」にはどんなメリットがあるのでしょうか。
私の場合、英検準1級の受験を控えていることもあり、英検対策の「ライティング」「オンライン英会話」「リスニング対策」などにも取り組んでいますが、勉強を続けていると休憩を入れたくなることもあります。そんな時にも取り組みやすいのが「映画」や「海外テレビドラマ」を使った「多読・多聴」です。
【方法】海外映画、テレビドラマで多聴・多読をする
方法はいたって簡単です。You Tubeや動画配信サービスなどの音声も字幕も「英語」にして映画や海外テレビドラマを「聞き読み」するだけです。
私が現在利用しているのは「Amazon Prime」と「Netflix」です。「Amazon Prime」は英語字幕が出せるものが限られているので、見れるものが多いのは「Netflix」の方です。「U‐Next」にも見たい作品があるのでそのうち利用するかもしれません。
「見たい作品を英語字幕・英語音声で見る」という手軽さが一番のベネフィットかもしれません。
【おすすめレベルは?】英検準1級程度、TOEIC850点~からがおすすめ
ところでこの「海外映画、テレビドラマで多聴・多読をする」という方法は誰にでもできるのでしょうか?私は以前にも海外映画、テレビドラマを利用して英語学習をしようと試みた時期があったのですが、メインの学習方法としてはあまりおすすめしません。なぜなら、何をどのくらいやればどういった力がつくのかというデータがあまりなく、英語学習を進めるにあたり計画を立てにくいからです。
特に「何か英語力を付けて転職したい」だとか「今年中に英検1級を取得したい」など目標とするものがある場合にはそこにフォーカスして対策していく方か効率的といえます。
ただ、英語圏で生活するように、英語全体の基礎力を付けるには良い方法ですので気長に取り組める場合にはとても良い方法といえます。
また、以前海外映画、テレビドラマを利用した英語学習に取り組んだ際には、分からない語彙や表現が多かったたためナチュラルスピードでの「聞き読み」の負荷が高すぎて気分転換ではなく、逆に疲れて続かなかった経験があります。
ある程度どのジャンルの映画や海外ドラマでも「聞き読み」が出来るには「英検準1級程度」の英語力がある方におすすめです。
子ども向けの映画やドラマなどはより難解な語彙も少なく子ども向けに分かりやすく作られていますので、英検準1級以前でもやってみたいという方は、子ども向けのものや恋愛ものなどは比較的「聞き読み」できるはずですので試しても良いかもしれません。
まとめ・楽しく英語力を付けよう
今回は海外映画、テレビドラマを利用した英語学習「多聴・多読」について紹介しました。映画や海外ドラマで憧れの俳優さんの英語を聴くことで自分のモチベーションを再確認したり、ナチュラルスピードでの「聞き読み」でリーディングやリスニング力も上げていくことが期待できます。
英語学習も楽しみながら取り組んでいけるよう上手く取り入れてみてくださいね。