私は「日曜日の初耳学」という番組が好きでよくみているのですが、今回の内容もインスパイアしてくれる内容で素晴らしかったです。悩める生徒としてフリーアナウンサーになったばかりの久代萌美さんや、鈴木福くん、そして一般の方が生徒役で出て森岡先生に悩みをぶつけて森岡さんがご自身の経験からキャリアについてアドバイスをするという内容でした。心に刺さった部分を自分の感じたことも交えて記してみます。
目次
なりたい自分となれる自分が一致しないときにどうしたらよいか
「憧れる存在というのはえてして自分にはないものを持ってない人であることが多い」と森岡さんは番組の中でおっしゃっていました。
確かに自分にないものを持っている他者に憧れる、というのは皆さんも経験があるのではないでしょうか。でも、自分以外にはなれない。自分の特徴を認めることが大切とおっしゃっています。ぐさぐさ刺さりました。。
自分の特徴を強みや良さとして伸ばしていくことが何より大切。
森岡さんの場合は「人が何を感じているのか、感性や感じる」ということが出来なかった。そこから自分の得意分野である数学を用いてマーケティングを行うことで成果を出されたそうです。
これが「特性を活かす」ということ。自分にないもので勝負しても勝てない、自分の特徴で勝負しようと切替えたことが成功の秘訣であったということです。
自分の得意分野・関心の強いことを知る方法
森岡さんがテレビで紹介していた「自分の特性、得意なことを知る方法」です。
①まずは自分の好きなことを「名詞」ではなく「動詞」で付箋に最低50~100書き出す
②①で書いたふせんをThink(考える力)Communication(コミュニケーション力)Leadership(リーダーシップ)に分ける。そうすると自分の傾向が見えてくる。
③それぞれに向いている職能を活かせる仕事に就くことが自分の特性を活かせるということ
情報収集するときには目的志向でおこなう
問題解決のための重心を探す。ここにも数学の考え方が応用されていました。平面でも立体でも重心を取ったら必ず止まる。重心をおさえるという思考。1点を抑えたら全体が良くなる、その1点はどこかを全力で探して解決する。
USJの再建にあたっていたときにすぐに解決するべきものは何個あるかとピックアップしたら38個あった。すべてのものにつながっている重心の1点はどこかを考えたら「集客することだった」という実話が紹介されました。要となる部分はどこかということを常に考える習慣が垣間見えますね。
これから流行るものの予想の仕方
「知っている割合が少なくて、一人あたり使う金額が多いもの。」
そしてそれを実際に体験したりとことん理解した上でサービスを作り出す。この部分は重要なTIPsであるように感じますが私自身ではまだどのように自分自身の場合で応用できそうかというところまで落とし込めていません。今後理解を深めていきたい部分です。データの扱い方、集め方には別のノウハウやシステムも必要なのかもしれません。統計の重要性やそこから読み取れることが有用であることは複数の方が公言されていることが私の中で心に留まっています。
あらゆることが出来る必要はない
お話全般を通してあらゆる分野に興味が持てるわけではないし、あらゆることが出来る必要もない。それぞれの強みを生かして補い合って成り立っているのが社会であるというメッセージがとても伝わってきました。
素晴らしいキャリア成功術のお話でした。ここから自分自身にどう活かせるかということですね。付箋を使った自己分析は近いうちにやってみます。番組の中でも紹介のあった本。就職活動をする娘さんのためのお話書籍化されてその本が社会にも求められているキャリア思考術だったということです。
苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」 [ 森岡 毅 ]価格:1,650円 (2023/4/13 13:27時点) 感想(46件) |
やってみたいことの中から出来そうなことを選んで挑戦してみる。やっていく中で全力で試行錯誤してみることですね。
まとめ
今回の記事では、USJの立て直しをしたことで有名な、マーケターであり実業家である森岡毅さんのお話の中から大切だなと感じたキャリア形成のヒントになりそうなお話をまとめました。
「あこがれ」や「こうなりたい」と理想の人は、自分に持っていないものを持っているから、憧れるということは往々にしてありますね。その結果、自分に不向きなもの、苦手なことに向かって一生懸命努力を続けるが、得意なことは他にあるかもしれない。自分の得意なことってなんだろう、と考えた時に、論理的に得意分野を分析できる方法でした。ぜひ皆さんも得意分野の分析に活用してみてくださいね。