これからの日本で働く上で必要な考え方、視点がえられるドラマでした。後半では海外テレビドラマを見て英語学習をする方法も紹介します。人に優しくなりたいとき、自分らしさってなんだろうって考えるときなどにおすすめです。
目次
最近見たおすすめ海外テレビドラマ
自閉症スペクトラムの20代の若者3人が困難と闘いながらも仕事や友情、恋愛と向き合う物語。邦題「思うままの世界」シーズン1
人間には色々な性格があるように、特性も様々です。プライベートでは気の合う人との交友関係を続けていけばよいですが、仕事ともなるとどんな人ともある程度協力していくことが必要です。本人は一生懸命取り組んでいるのに締め切りが守れない、物をよくなくすという人が職場にいたとします。それがその人の特性から来るものだとしたら一緒に働くあなたの理解が必要かもしれません。
この作品は、いろんな特性の人と上手くやっていくにはどうしたら良いんだろうということを考える一つのきっかけになるかもしれません。
共生社会を目指していくために知っておくべきこと
少し話はそれますが、これからの日本は少子高齢化により労働者が不足することは以前から言われていることです。その影響で「外国人労働者の受け入れ」を積極的におこなったり、退職年齢の引き上げなどが行われています。さらに企業には共生社会の実現のため、障害を持つ方の「法定雇用率」というものが設定されています。また女性の雇用や就職氷河期世代の雇用対策を行うなどありとあらゆる人材に働くことが求められる時代となっています。
一方で男女の性別に対する意識は偏ったままであったり、障害者や労働者と働くことがあまり一般化されていないようにも感じています。
厚生労働省の「平成30年度障害者雇用実態調査」をみると雇用側の障がいを持つ方への対応の難しさがうかがえます。
https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/000521376.pdf
企業側は、やってほしい業務を障がいをもたない方と同じようには任せられない点やコミュニケーションの面で難しさを感じていることが読み取れます。
生きにくさを感じている人が直面していること
前置きが長くなってしまいましたが、何か課題があったときに必要なのは「理解すること」「理解しようとすること」かもしれません。
「AS WE SEE IT」(思うままの世界)では自閉症スペクトラム障がいをもつ人がどのような特性を持つのか、なぜ生きづらさを感じるのかがそれぞれの生活、人生を描くことで伝えてくれています。
感覚過敏、言葉を言葉通りに受け取ってしまうコミュニケーション、場や空気を読むことが苦手など、ありのままで生きることが彼らにとっては困難であることが分かります。
また、知っていくこと、理解することでその人に対する愛着のようなものも感じることが出来るはずです。自分には関係のない他人事である限り、創意工夫や課題解決は面倒くさいものでしかなく、共生は進まないでしょう。例えば自分の大切な人、身近な人が困っていたら助けてあげたいですよね?
毎日の関わりは大変なことは間違いありませんがその人からも何かを受け取る瞬間があるのです。そういった人と人とのつながりを考えることの出来る作品です。
個人レベルで出来ること
日本の障がい者の法定雇用率を上げる、とか大きな目標を掲げることは立派かもしれませんが誰にでも出来ることではありません。私たち一人ひとりの意識が変わっていくことが共生社会につながります。
外国人労働者についても同様です。お互いに知り合うことが必要。綺麗ごとに聞こえるかもしれませんが自分自身を含め必要なことだと感じています。
(おまけ)英語学習にもおすすめ 音声・字幕を英語にして見る
英語学習もかねてプライムビデオでこの作品を見ています。出てくる表現も日常会話がベースなのでシンプルでわかりやすく、発音も分かりやすいです。
ITが得意なジャックはIT企業の社長とやり合ったり、ビジネスシーンでは少し難しい言い回しも出てきます。
ヴァイオレットは恋愛したくてしたくて常に恋愛アプリで出会うことばかり考えています。女の子同士がデートについて語る会話などもでてきます。
ハリソンは音に敏感で家にひきこもりがち。温厚な性格で会話のゆっくり易しい言葉使いです。
(おまけ2)海外テレビドラマで英語を習得する方法
私の海外テレビドラマを使った英語学習方法をご紹介します
①まずは音声英語・字幕日本語で観る 音に意識を向けながらストーリーを楽しみます。
②音声・字幕ともに英語にして英語の表現を確認します。ストーリーは①で知っているはずですので、英語の新しい英語のいい回しなどをここで確認します。
このやり方のポイントは辛くなるほどに細かいところまで気にしないということです。細かい表現にこだわればこだわるほど1話にかかる時間が長くなってしまい、疲れてしますので一つのストーリーで3つまで表現を調べてシャドウイング練習してみるなど目安を決めて取り組むことをお勧めします。
もし気に入ったセリフや言い回しに出会えたら、そのキャラクターになりきって映画に合わせて「シャドウイング」(影のようにマネしてついて言ってみるというトレーニング方法)や暗唱をしてみましょう。気持ちが込めてセリフを覚えることで忘れない英語表現にしていくことができますよ。ぜひ試してみてくださいね。
最近ではオンライン英会話でも海外ドラマのスクリプトを使用したレッスンも登場しています!以下のエイゴックスというオンライン英会話サービスのレッスン内容で確認できますよ!
【エイゴックス】ネイティブ講師とのマンツーマン・レッスンが350円〜
まとめ
今回の記事では、最近見たおすすめ映画「As we see it」の紹介と、作品内容から日本社会の現状、多様性のあり方・問題・私たちができることなどについて感じたことをまとめてみました。
また映画を活用した英語学習の方法もぜひ参考にしてみてくださいね。