習い事ランキングで上位に入る英会話ですが、塾や英会話スクールを利用せずに英語力をつけることは可能なのでしょうか?英検Jr.を受検する際の学習目安や、家庭で学習する場合の方法やメリット、習い事として取り組む際のメリットなどをまとめました。
目次
英検Jr.Bronzeの難易度は?
英検Jr.とは、英検を主催している日本英語検定協会が実施しているこども向けの英語力を測る試験です。
英検と英検Jr.の違いについてはこちらの記事をどうぞ
英検Jr.Bronzeとは、英検Jr.の中でも最も難易度の低い試験で合否の判定は出ず、正答率で習熟率を測れる、まだ英語で文字を認識できない段階の初学者向けの試験です。この記事では、習熟の目安を8割正答として英語力向上を目指すものとします。
英検Jr.の試験は英検の公式ホームページからサンプル問題として挑戦することが出来ます。
筆者が小学4年生のこどもと挑戦し、サンプル問題からホームページ記載の内容から出題範囲や内容について以下のことわかりました。
- 単語については数、動物、色、食べ物、文具、学校に関するもの(desk, notebook, black board, penなど)、身の回りのものなど(train, window)
- 文法についてはbe動詞、一般動詞、Yes,No疑問文、疑問詞を使った疑問文、現在進行形、助動詞can、命令文などが試験内容として出てきました。
- その他には挨拶や定型文などはシチュエーション別に出題されています。(親子の家庭での会話、先生と生徒の簡単なコミュニケーションのシチュエーションなど)
塾や英会話スクールなしでも8割正答は可能?
実際にサンプル問題を小学4年生のこどもと挑戦してみた感想としては、第一ステップとして目指すには難易度がちょうど良いということです。うちの子の場合はしっかりと英語を習ったこともなく家で時々英語の絵本や音の出る英語絵本で英語に触れてきている程度ですが、傾向を押さえて英語に触れていけば習い事として英語をしていなくても8割正答も目指せそうだと感じました。
色や動物、食べ物などの名前はこども英語を始めると必ず出てくるのでそれらの単語が聞き取れることで正答できるものもあり、やはりこどもとしても正解出来ることで「出来る」という実感につながりやる気や興味も強くなっているように感じました。
定期的に塾や英会話スクールなどで習われているお子さんであれば1年くらいの学習期間があれば正答率8割は超えるのではないでしょうか。ちなみに英検のホームページでは受験者の目安として以下のようにガイドされています。
- 塾で週1回50分授業を受けて半年~1年間の学習者
- 小学校で週1回50分の外国語活動を1年半~2年の学習者
我が家の娘の場合はまだ文章での英語の理解までたどりついていないので現在進行形や助動詞canを使った文章が出題内容として出ていた問題では回答に自信がないようでした。ただ、その中にも知っている単語が出てくると正答にたどり着ける場合もあったので初めて挑戦する試験にはぴったりだと感じました。
逆にある程度すでにできるお子さんであればさらに自信をつけることが出来るはずですのでステップアップのはずみにしても良いでしょう。
家で出来ること・親子で出来ること
今回、英検Jr.のサンプル問題に挑戦してみることで見えてきた、今後のこどもの英語習得の課題について、取り組めそうなことをあげてみました。
- 助動詞canを取り入れた文章を会話のやり取りで使用する
- Yes,No疑問文、疑問詞を使った文章で日常生活でやり取りをする
- 基本動詞について単語カードなどを利用して文章単位で修得をめざす
英会話スクールや塾で英語学習を進めるメリット
上記のように内容と取り組み方がわかれば少しずつおこさんの習熟度に合わせて親子や家庭で英語学習(ふれあい)を進めていくことは可能です。塾や英会話スクールで学習を進めるメリットももちろんあります。
- カリキュラムにそって体系的に英語学習を進めることが出来る
- 一緒に学ぶ仲間が出来ることによって学習意欲が高まる場合がある
- 親でない第3者に学ぶことによって学習への取り組みが良い方向に向かう場合がある
- 習い事として時間や場所が決まって行われることで学習時間が保証される
家庭で英語学習を進めるメリット
家庭出来るメリットについてまとめてみました。
- 安価に気軽に取り組める
- やる気次第でいつでも取り入れられたり、親子の触れ合いを感じながら英語習得を進められる
- 本人の性格や生活スタイルに合わせて取り組める
まとめ
こどもに英語を習得してほしいと考えた時に、なにか学習の目標や、英語学習の成果が気になるというのは自然なことだと考えます。我が家の場合はこれまではおうち英語で出来る範囲で英語に触れてきましたが、最近ではなかなか定期的に英語で一緒に遊ぶということが時間的にも年齢的にもしにくくなってきているように感じています。習い事として英語に取り組ませてみようかなと考えているところです。