大学受験や就職、そもそもの英語力アップの目的のために英検に注目が集まっています。
英検準1級合格までに必要な学習時間、現在の英語力の確認の仕方、英検の配点の特徴など、合格するために必要な情報を集めました。
目次
英検2級から準1級合格までは340時間(アンケート結果から)
まずは、英検受験者からのデータからです。
2020年に約600名分の回答から算出されたデータによると、以下のデータがありました。
- 英検準2級から英検2級までの学習時間 170時間(5か月)
- 英検2級から英検準1級までの学習時間 340時間(11か月)
- 英検準1級から英検1級までの学習時間 450時間(14か月)
「英語学習の広場」より https:/hitononayami.com/eiken-study-time/
級があがるごとに学習時間、期間も増えています。
ただ、これはデータの一つ。個人の場合に置き換えると、取り組み方や現在の英語力によって合格までに必要な時間というのは変わってきます。
現在の英語力をレベルチェックする方法
そこで必ず必要になってくるのが、現在の英語力の把握。英語のレベルチェックをするには、いくつか方法があります。
実際に合格を目指すのであれば、実際に「過去問を解いてみる」ことは必須です。実際の問題形式に慣れたり、単語、長文、ライティング、リスニングとある中で自分がどのパートに時間がかかるか、解きにくいかなどの体感することも英検対策の計画を立てる際に必要になってきます。
今の生活の中で英語に使える時間を計算してみよう
合格までに必要な目安の学習時間が分かったところで、一日あたりどのくらい学習にあてられるか考えてみます。
例えば以下のように計画すると1日に3時間10分学習できる計算になります。
- 朝起きてから30分(語彙、文法)
- 通勤時間 行きの 20分、帰りの20分(精読済みの過去問の音声リスニングなど)
- 夜寝る前の2時間(過去問、リーディング、リスニング対策など)
仕事や家事などもある中で試験対策の時間を作るのは意識しないとなかなか難しいものです。「試験までの1か月」(2か月、3か月)の間にどのくらい対策に時間がかけられるか概算できます。
また、取り組む内容についても、忙しい朝に30分取って学習するなら時間のかかる長文よりも、文法事項の確認や単語学習に充てる、夜寝る前の時間帯にはリスニングや長文対策をするなど、時間帯によって調整していくのがおすすめです。
英検準1級試験の特徴を知って対策を立てる
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉がありますが、英検の試験のこともさらに知って、対策に活かしていきましょう!
2015年までの英検は、試験全体の得点で合否が判定されていましたが、2016年以降は、パートごとに配点があるのはご存じでしょうか?かくいう私も、しっかり確認するまで知りませんでした(;^ω^)
英検準1級では、以下のようになっています。
- リーディング 750点
- リスニング 750点
- ライティング 750点 (合格ライン 1792)※リーディング、リスニング、ライティング合計
- スピーキング 750点(合格ライン 512)
1.リーディングパートでは、語彙問題が25問、長文5つについて設問は16問の
計31問分(750点/31問=24.19…)
2.リスニングパート
計29問(750/29=25.86…)
3.ライティング
計1問(750/1=750)(えええええ!)
4.スピーキング 2分間のナレーション1問、 4つ質問に回答、考えを述べる
計5問(750/5=150)
あなたはこれを見てどう考えますか?!私はS-CBTでの受験予定なのでスピーキングも同時受験です。
やるべきこと、必勝法が見えてきましたね!ちなみに採点方式の関係で自己採点で合否を判定することはできませんが、公式サイトによると正答率7割で合格ラインとなっているということです。
まとめ あとは行動あるのみ! Good Luck!
というわけで、私的には衝撃の英検の試験配点の実態でしたが(笑)、みなさんの試験対策の有効なヒントになったら幸いです!
英検は2級以上は各級のレベルの差がかなりあるように感じています。英語学習に近道がありません。地道にこつこつと積み重ねていきましょう。