「漫画バビロン大富豪の教え」を読んで心にとめておきたいこと、今後お金を得ていく手段を考える際に参考になると感じたポイントをまとめました。
「お金」の教育を受けていない日本人
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自分ももちろん興味はあったのですが漫画なのでこどもの「お金教育」にも有効かなという考えもあり読んでみました。この本には原書(元となった本)があります。「The Richest Man In Babylon(バビロンいちの大金もち)」という本でお金を貯め、守り、増やす原理原則が学べる物語であったことから資産家や銀行員たちに読まれ瞬く間にベストセラーになったということです。
お金の考え方、海外では教育現場で取り上げることもあると聞いたことがありますが日本人の私たちはお金の教育なんてほとんど受けてきてないですよね?そのため私たち日本人は金融リテラシーが低いとも言われています。2022年度からようやく高校生の家庭科でお金に関する教育が始まるということですがその内容にも議論があったようです。
こういった事情からすでに大人になってしまった私たちは今からでも「自分で」お金について学ぶ必要があります。そのために初めに読んでも良いお金の入門書だと感じました。「金持ち父さん貧乏父さん」という話題になった本もお金に対する考え方がよくわかるということで読んだことがあります。それに似ているところもありますが、今回の「漫画バビロン大富豪の教え」の方がよりシンプルで伝わりやすい気がしました。
物語に出てくる「教え」のポイント
私としては「収入の1/10を貯金に回す」「お金に働いてもらう」というところがやはりポイントかなと感じます。より理解するために細分化すると
ステップ①「働く」:人に価値を提供する。あなたはどんな価値を提供していますか?主婦の方でも家事や育児を行えば価値を提供できていますね?直接的なお金としての対価はないかもしれませんが「働く」ということには、「学ぶ、自分自身の成長」という面もあるので自分への投資の意味合いもあると感じています。経験は財産です。資産となり活用することで豊かさにつながります。
ステップ②「その収入のうち1/10を貯蓄する」:収入や経験が少ないうちはなかなか大変なことですが収入も経験も底上げされていくにつれて実行できるようになっていきます。経験が収入につながり、収入が資産になっていく。
ステップ③「お金を働かせる」:投資をしていくわけですが、お金を生み出す仕組みを作るということです。幅広く知識を集め信頼できる情報から行動につなげていく。ここに意識がないと収入アップがなかなか望めないのが現代ではないかと思います。だからこそ働き方も多様化している中でも、収入格差が広がっているのかもしれません。今後ますます少子高齢化や外国人労働者の受け入れなどもある中でみんなが頭を使って自分らしい働き方を模索する時代になってきていますね。私自身は自分らしい働き方を考えたり想像するのが割と好きなのでどんどん妄想してビジョンを現実のものにしていきたいと考えています。
まとめ
上記で述べたように、本の内容の感銘を受けたポイントを言葉にするととても短くシンプルですが、「お金を得る」=「働く」と言っても「どこで何をして何のために」働くのか、「どのくらいの時間を使ってどれほどのお給料を頂けるのか、お金を稼げるのか」「働くことによってお金以外のどんなものが手に入るのか」など考えれば考えるほどに自分にとっての「働く」ということの意義を見つけるのは興味深い作業だなと感じます。
「お金に働いてもらう(投資する)」という考え方についても投資の浸透などでここ数年で格段にチャレンジするのに心理的ハードルが低くなったように感じています。どちらにしても一朝一夕で答えを見つけられることではないですが「理想の働き方」「人生の過ごし方」を考える上で参考になる本です。