人生を変えるきっかけは様々あるかと思いますが、「本」も考え方や人生を変えるきっかけになりうるものです。今回の記事では、俳優の斎藤工さんが、「人生を変えた本」として紹介していた「メメント・モリ」(著者 藤原新也)と斎藤工さんのお話から感じたことをまとめました。人生は有限であることを突き付けてくれる本です。
人生を変えるきっかけとなる本
ある本との出会いで人生が変わったという話を時々聞きます。
先日、斉藤工さんが林修のインタビュアーというインタビュー番組に出ていて、その時に斉藤工さんが高校生の時に読んだ一冊の本が自分に影響を与えたとお話されていました。
その本のタイトルは
「メメント・モリ」著者 藤原新也
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自分を無個性だと認識し、いろんな色付けをするために旅に出た
その中に「ちょっとそこのあんた、顔がないですよ」という一文があり、斎藤工さんは「あ、自分のことだ」とその言葉が胸に刺さったそうです。そこから海外をバックパッカーのように旅し、現地のモデル事務所などに登録しオーディションを受けるということをされていたそうです。高校生の時に!驚きです。。
「メメント・モリ」という言葉は人生が有限であるというような意味だそうですが、このことを話されている時に自分自身もはっとしたような気持ちになりました。本にはタイトル「メメント・モリ」という言葉の後に「死を想え」というフレーズが添えられています。何にでも終わりがあること、限りがあること、それを意識すること=今を大切にすることにつながるなぁと自然と思えます。忘れがちだけど忘れてはいけないことです。その有限性を斎藤工さんは高校生当時に痛烈に感じ、実際に行動を起こされたのですね。
あらゆるものが有限であること。当たり前だけど忘れてしまいがちなことです。本当に「死を思ったなら」斉藤工さんのように行動をおこそうという気持ちに突き動かされるものなのかもしれません。
「今日一日、やりきったかどうか」
人生ってその毎日の積み重ね。「疲れちゃったからまだやる気が出ない、もう少しゆっくり過ごそう」とダラダラしてたらそのまま人生終わりますよ。自分に言ってます。。
それほど真剣に人生に向き合ってこられたからでしょうか、斉藤工さんにとっての40代は「余生」みたいなものだとおっしゃってました。映画監督や移動映画館の企画、撮影所への託児所の設置など多様に活躍されていて、現在40代前半の私としては、より一層目の前のことにしっかり向き合って取り組んでいきたいと心から思えたのでした。
「やりたいことがある幸せ」
「家族や友人がいて仕事がある幸せ」
「美味しいものが食べられる幸せ」
あっという間に過ぎる毎日をしっかり踏み締めて過ごしたいですね。英語と日本語の両方から心に響く言葉をあじわうならこちら。
言葉使いが独特で心に問いかける、響く言葉と出会えます。また、写真とが一緒にあることで想像力を掻き立てられます。時々読み返して人生の方向性を確かめられる本になりそうです。
まとめ
今回の記事では、俳優の斎藤工さんが、「人生を変えた本」として紹介していた「メメント・モリ」(著者 藤原新也)と斎藤工さんのお話から感じたことをまとめました。
「自分を無個性だと認識し、いろんな色付けをするために旅に出た」という一言には、考えさせられました。特に社会に出るまでは、学校生活では個性を感じにくい育みにくい面があるかもしれません。集団生活の中で、目立たないように過ごすことが安定した学生生活の基本みたいなところがありますね。
やりたいことをやらずに後悔することがないよう、やってみたいことを見逃さずに挑戦していきたいですね。
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