英語を学んでいる人は少なからず英語を使用する仕事に興味があるのではないでしょうか。今回は募集もコンスタントにされている貿易事務のお仕事について気になることを徹底リサーチしました!
必要な英語力ってどのくらい?
英検2級〜準1級相当の英語力が求められる職業(TOEICスコア601〜820点相当)
英語検協会運営の 英ナビ!より
- 貿易事務
商社や海外メーカーとの事務的なやり取りを行う職業。取引全般に携わる仕事のため、幅広い知識が求められるとともに、日常会話レベルよりも高い生活圏レベルの英語力も必要です。求人でもそれなりの英語力が条件として掲げられているケースがほとんどです。
求人では、「英語力不問」とされているものから「ビジネスレベルでの英語力」とされているものまでかなり幅がみられました。募集によって、担当する業務が違うことからこのような違いがうまれているのかもしれません。
また、実際に働かれている方の話では、使用する英語は決まったものが多いのでパターンを一通り習得することで「英語」という分野においては対応できるとのことでした。
貿易事務の仕事に就くのに必要な経験・スキルは?
求人情報を数件確認してみたところ、以下のような条件が必須条件にあげられていました。
- 事務業務の経験
- PCスキルが資料作成レベル以上の方※Excel:関数が使える方
- 英語の読み書きができる方(TOEIC(R)テスト目安600点以上)※書類、メールを英語で対応していただきます。話せる必要はありません。
- 学歴:短大卒以上
経験:1年以上の事務経験がある方 もしくは、1年以上の英語を使った業務経験がある方
すべて共通で出ているわけではないので企業ごとに求められるスキルも少しずつ違うことが予想されます。共通して言えるのは基本的なPC操作(Word,Excel)、事務経験、英語への抵抗感のなさは必須と言えそうです。
貿易事務 未経験の場合のアピール方法
調べる過程で知ったことですが、貿易事務は「かなり専門性の高い事務」のようです。経験者の場合はそれだけで有利と言えそうです。
もし、未経験の場合にはこれまでの一般事務の経験、中でもPCスキルを使用してどんなことをしてきたか、どんなことが出来るのかをアピールできるようにしておくと良いと感じました。
また、貿易事務には専門用語が多く出てくるため、「貿易実務検定試験(R)」などの関連する資格をあらかじめ取得しておくことで仕事をスムーズに始められそうです。
貿易事務の魅力って?
貿易事務の特徴としては以下があげられます。
- 海外との取引においてなくてはならない輸出入に関わる仕事
- 海外との取引が前提のため海外への意識(天候、情勢、文化など)をもって仕事をすることができる
- 英語を活かして仕事ができる
- スケジュール管理、周りとの調整業務がある
事務の中でも様々なスキルが必要とされる仕事で、一般事務に比べるとお給料や時給も高い場合がほとんどです。一旦仕事の経験やスキルを得たら長期に渡って続けられるお仕事であり、土日がお休みの求人がほとんどでワークライフバランスを大切にしたい人にも向いているお仕事と言えそうです。
将来性・お給料事情
貿易については、日本の輸出入自体は過去に比べても増加していますし、資源のない国といわれている日本においてなくなることはないでしょう。一方でAI技術の進化で、英語力や事務作業については単純作業はAIが担うということになればより「全体像を把握して業務を遂行できる」「コミュニケーションによって解決できる」スキルが必要とされるようになるのかもしれません。
お給料についても「一般事務」より高い傾向にありますので、貿易事務という仕事の特性を知ってチャレンジしてみたい方は挑戦する価値のあるお仕事であると言えそうです。
以下はマイナビキャリレーションというサイトからの情報です。
そこで、マイナビキャリレーションを運営する私たちマイナビワークスが保有している膨大な求人データから、貿易事務の平均年収、平均月収、平均時給を割り出してみました(2022.12.09時点)。貿易事務の収入の実態を見てみましょう。
貿易事務の平均時給は1,570円。ほかの事務職と比べるとかなりの高水準となっています。
マイナビキャリレーションより
まとめ
英語に興味のある人には気になる「貿易事務」というお仕事について気になる項目を中心に調べてみました。安定した勤務スタイルでありながら海外に関われる、専門知識が身に付けられる魅力的な仕事でした。人生は一度きり!後悔のないようやってみたいことにはぜひ挑戦してみたいものですね(^^♪